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ピルの飲み方
ピルは、非常に高い確率で避妊ができます。しかし、ピルの飲み方を間違えてしまうと、この効果は十分に発揮できません。
ピルは、毎日、同じ時刻に飲むようにします。
低用量ピルは、最低限のホルモン量でつくられているので、飲み忘れたり、飲む時刻がずれたりすると、ホルモンの効果が弱くなってしまいます。また、飲み忘れると、「ピルの副作用」のページに書いてあるような、不正出血がすぐに起こりやすくなります。
ピルもほかの薬と同様に、空腹時を避けて飲むことをお勧めします。空腹時に飲むと、吐き気などの副作用を起こしやすくなります。水やアルコールなどで飲んでかまいませんが、グレープフルーツは、ピルのはたらきを強め、副作用が出やすくなるので避けてください。
市販されている薬などと一緒に飲んでもかまいませんが、病院から処方されている、ある種類の抗生物質や抗菌剤と一緒に飲むと、ピルの効果が弱くなることがわかっています。すなわち、避妊の効果が落ちていますので、コンドームなど別の避妊法をとる必要があります。この逆に、病気のために飲んでいる薬の効果を弱めたり、強めたりして思わぬ大きな副作用が生じるかもしれません。病院にかかり、お医者さんから薬が出される場合は、ピルを飲んでいることを話してください。
はやりの、サプリメントの1つ、気持ちを落ち着かせる効果があるといわれる「セントジョーンズ・ワート」もピルの効果が弱まります。
ピルを飲み始める日によって、デイワンスタートピルとサンデイスタートピルに分けられます。
デイワンDay1スタートピルは、生理の初日(生理が始まって24時間以内)から飲み始めるものです。この場合、飲み始めた初日から避妊の効果があります。
サンデイSunDayスタートピルは、生理になって最初の日曜日から飲み始めるものです。飲み始めから1週間は避妊の効果が弱いので、コンドームなど別の避妊法をとる必要があります。たまたま、生理初日が、日曜日であればデイワンスタートピルに当たるので、飲み始めた初日から避妊の効果があります。
サンデイスタートピルは、休薬期間の生理を週末に起こさせないようにするための飲み方です。
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ピルのおはなし
↑ピルのページで協力頂いているウミノ様の著書です。 |
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