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コンジローム ヒト・パピローマ・ウイルス HPV
コンジローム、パピローマは、最近、クラミジアと同様に、10代から20代の女性に感染が爆発しつつあるウイルスです。数種類のタイプがあり、性器の周りにイボができるタイプは、尖形コンジロームといいます。性感染症として知られていましたが、最近、自覚症状のないタイプのウイルスがあり、子宮頸ガンの原因になっていることがわかってきました。
自覚症状のある尖形コンジロームの場合は、男女とも、性器の周りに薄茶色い米粒ほどのイボがびっしりと発生します。女性の場合、膣の中から小陰唇、大陰唇、肛門、男性の場合は、陰茎から、陰嚢、肛門まで発生します。痛みやかゆみはありませんが、放っておく見ると気持ち悪くなるぐらいびっしりとイボが発生します。
自然に治ることはありません。性病科や産婦人科、泌尿器科の先生に診てもらってください。イボをレーザーなどで焼き取ります。患部が広い場合は、大きな病院で入院して手術する場合もあります。再発しやすいので、治療後も注意が必要です。
性感染症への感染予防にコンドームを利用しましょう。様々な種類のコンドームを紹介しています。→ コンドーム
・子宮頸ガンの原因
膣から子宮体部につながる部分を子宮頸管といいます。セックスするとき、この子宮頸管の先端部分の子宮口付近に男性の陰茎・亀頭がこすれるように接触し、ヒト・パピローマ・ウイルスが感染しやすくなります。自覚症状のないタイプでは、感染するとじわじわと子宮頸管へと広がっていき炎症が起こります。このため、子宮頸ガンが発症しやすくなります。
若い女性の子宮頸ガンの組織を調べるとほとんどの場合、ヒト・パピローマ・ウイルスが発見できます。最近の10代から20代で、ヒト・パピローマ・ウイルスの感染によると考えられる子宮頸ガンの発生率は急増しています。厚生労働省が子宮ガン検診の年齢を20代からと引き下げているのはこのためです。子宮頸ガンは、早期発見すれば、子宮を摘出することなく治療が行えますが、発見が遅くなると、子宮を全部摘出することになり、若くして赤ちゃんを産めない体になってしまいます。
子宮頸ガンの検査と一緒にトリコモナスなどの性感染症も検査できます。→ 子宮頸がん郵送検診キット
コンジロームの画像検索です。生々しい画像ですので注意してください。→google画像検索 コンジローム
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