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クラミジア
クラミジアは、最新のデータで最も感染の割合が高くなっています。クラミジアは、セックスを経験した10代の女性の3人に1人が感染しているといわれています。職業別のクラミジアの感染率を見てみると「学生」の割合が非常に多くなっています。クラミジアの後にHIVの感染が急増すると世界の様々な国で調査されています。クラミジアに感染していると、HIVに感染する確率が3倍以上も増加するためです。日本も近い将来、HIV感染者が急増すると考えられています。HIV感染は最終的にエイズ発症となり死につながります。
クラミジアの感染が急増する原因は、感染者の9割近くの人が、自覚症状を感じないためです。
クラミジアが感染すると、男性の場合は、尿道に炎症が起こるため、おしっこをするとしみるような痛みがするため感染に気付くこともありますが自覚症状はほとんどありません。
女性の場合は、感覚の少ない膣に感染するため感染していることに気付いていないことがほとんどです。感染すると約5日間の潜伏期間の後、おりものの粘りけが増し、量が増えることもありますがほとんど変化が無く、感染に気付きません。
たとえば、ある婦人科で、妊娠している女性に念のため検査をしたところ、妊娠している女性の約3割がクラミジアに感染していたとのことです。このように女性に自覚症状がほとんど無いため、感染が膣→子宮→卵管→骨盤内へと広がるとともに、病状が悪化していきます。卵管あたりまで感染が広がるようになると不妊の原因にもなります。さらに、クラミジアに感染した状態で赤ちゃんを出産すると、赤ちゃんは重症な結膜炎や肺炎を起こしやすくなります。
・性器以外への感染
クラミジアは、セックスなど性器の接触などで感染します。それ以外の生活ではほとんど感染しません。
普通のセックスだけでなく、オーラルセックスなどお互いの性器をなめたりするため、口の中やのどなどにも感染しています。性器でクラミジアが発見された人の半数以上が、口やのどにも感染しているというデータがあります。目に感染することもあり、目が真っ赤に充血するトラコーマになります。
性感染症への感染予防にコンドームを利用しましょう。
・クラミジアの病原
クラミジアの原因は、クラミジア・トラコマティスという細菌が原因です。感染すると、粘膜組織をグチャグチャにするため、膣、子宮、卵管、卵巣の機能が著しく低下し、赤ちゃんが産めない体になってしまいます。放っておくと、病状はどんどん悪化し、内臓までにも炎症が広がります。黄緑色に近いおりものが出たり、生理痛が激しくなったりという自覚症状はありますが、これは病状がかなり悪化した状態です。ほとんど自覚症状がないので知らないうちに生殖器官がひどい状態になってしまうのです。
・クラミジアの治療
クラミジアは、自然に治ることはありません。クラミジアかもと思ったら、性病科や産婦人科、泌尿器科の先生に診てもらってください。クラミジアは、2週間ほど薬を飲み続ければ治っていきます。
セックスのパートナーも感染していることが多いのでカップルで病院へ行くことをお勧めします。最近は、10代、20代のカップルを病院で見かけることが多くなっています。
・クラミジアを自宅で検査する。
クラミジアの疑いがあるときは、泌尿器科や婦人科などのお医者さんに検査してもらうことをお勧めします。
時間が無く、病院に行けないときは性感染症の検査薬で、自宅で検査することができます。
また、セックスの経験のある高校生の1割以上が感染しているという厚生省の調査、10代20代の感染者急増と、感染していることにほとんどの場合が気付かないので、パートナーが変わるごとに、または、定期的に信頼のおける検査薬で検査するようにしましょう。
仕事や、学校などで病院へ行く時間がなかったり、検査で病院へ行くのが恥ずかしい場合は、膣分泌液、尿などを郵送して診断してもらうこともできます。クラミジアは、爆発的に感染が広がっていますので、セックスをしているのであれば、自分の健康管理として検査をお勧めします。
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