不正出血について

 不正出血は、生理の予定日以外に起こる経血のことです。いつもの月経周期と異なる時期に出血があることを指します。 不正出血があって、心配であれば、とにかく婦人科の先生に診てもらってください。不正出血では、思わぬ病気にかかっている場合もあり、早期発見されれば治療も楽になります。

・機能性出血

 不正出血は、10代、20代の場合、排卵時、生理と生理の中間の時期に起こるものが多いです。これは、中間期出血または、排卵期出血と呼ばれるものです。ホルモンの量がわずかに変化するために生じます。多くの場合、1、2日間に下着がほんのわずか出血があり、生理の出血に比べると非常に少ないです。毎回、排卵の時に起こる場合が多くあまり心配するものではありません。  
 心配であれば、婦人科の先生に診てもらってください。また、自分で基礎体温を付けたりして、排卵日を確認し、その時期に出血が起こるか確認することもできます。排卵期が近づくと、おりものも卵の白身のようにドロッと粘りけが増してきます。

 不正出血は、ホルモンバランスの変化でも生じます。過度なストレスや、疲労、無理なダイエットなどでホルモンバランスが崩れると、出血することがあります。この場合は、だらだらと少量の出血が続くことが多いです。逆に生理が止まってしまうこともあります。
 ホルモンバランスを元に戻すのは、比較的難しく、健康な生活に戻しても不正出血が続く場合は、婦人科の先生に診てもらってください。

・器質性出血

 不正出血が頻繁に起こったり、だらだらと続く場合は、子宮ガン、子宮筋腫、ポリープ、子宮内膜症、びらんなどが考えられます。まれですが、子宮外妊娠なども考えられます。

 セックスをした後に、出血する場合は、膣に炎症やびらんがあったり、子宮口付近にポリープが見られることが多いです。子宮ガンの場合もあります。びらんやポリープは、セックス後の出血が心配で婦人科に相談に来て発見されることが多いので、気になる場合は、婦人科の先生に診てもらってください。成人の女性にはよく見られ、心配しなくて良い程度のものが多いですが、治療が必要な場合もあります。
 おりものが増えたり、おりものの色が変わってきた場合は、性感染症になってる場合もあります。

 生理がだらだらと続いたり、突然多量の経血があったりする場合は、子宮筋腫が考えられます。30代以降に見られることが多いです。
 子宮筋腫の場合は、経血の量も多くなり、レバー状の固まりの量も増えてくることが多いです。
 婦人科の先生に診てもらい、早期発見されれば、治療期間も短くてすみます。

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