ナプキンについて

 ナプキンは、生理のとき膣(ちつ)から出てくる月経血(げっけいけつ)を吸収するはたらきを持つ生理用品です。
 ナプキンは、多い日用、夜用、薄型なスリムタイプ、羽つきなど、様々な種類が、お店で販売されています。
 ナプキンの素材は様々なので、かぶれたり、かゆくなったりしないように自分に合ったナプキンを使うようにします。

 ナプキンには、羽つきと羽無しがあります。羽つきの方が、下着に付けやすく、はずれにくいので、日常生活で体を動かすときや、運動するときも安心して使えます。
 羽が見えるのが、気になる場合は、羽を下着の間にはさみ込める生理用のショーツなどを利用します。羽が見えないように下着の上に短パンなどをはくと、むれてしまい、かぶれやかゆみの原因になってしまうことがあります。特に生理の期間は、生殖器が湿っていますので気を付けておく必要があります。
 
 様々な種類のナプキンは、月経血の量や、生活の様々な場面で使い分けるようにします。
 月経血の量は、初日から3日目が多くなります。多い日には、多い日用、長時間用のナプキンを使います。仕事や会議、授業などで長時間座る場合、外出などで長時間交換できないような場合も多い日用、長時間用を使います。
 生理の後半、月経血が少なくなってきたり、そろそろ生理になりそうな時には、普通の日用、薄型、スリムタイプのナプキンを使います。
 夜眠っているときには、おしりの方までしっかりガードしてくれる夜用のナプキンを使います。

・ナプキンの交換時間

 ナプキンは、長時間交換せずいると、むれてかぶれたり、かゆくなったりします。また、月経血はもともと、赤ちゃんを育てるための組織だったので栄養がたくさんあります。そのため、月経血は、膣から出てすぐはほとんど無臭ですが、空気中にいる細菌がくっつくと、月経血の上で繁殖しあっという間に増殖します。また、尿や便のふき残しなどもあるので殺菌が繁殖しやすくなっています。このため、しばらくすると、特有の臭いを生じるようになります。細菌は、かゆみの原因にもなります。

 このため、ナプキンは2、3時間おきに交換するようにします。多い日は、もれたりしないように、こまめに交換するようにします。月経血が少なくなってきて、ナプキンにあまり吸収してないからといって、長時間交換しないと不衛生になってしまいます。交換するナプキンが無くならないように、1日に必要な数+予備のナプキンを持ち歩くようにします。

・ナプキンの使用マナー

 ほとんどのナプキンは、トイレに流してはいけません。水に溶けない素材でできていますので、トイレが詰まってしまって大変なことになります。ナプキンの入れ物に書いてあるように、月経血がついている部分が見えないようにクルクルと巻いてトイレの個室に置いてあるサニタリーボックス(生理用品用ゴミ箱)に捨てます。他人のナプキンを見るのはあまり心地よいことではありません。後の人のことも考えて、マナーを守るようにしましょう。

・おりもの用のナプキン

 最近では、生理期間以外でもおりもの用のナプキンをしている方が多いようです。おりもので下着を汚したくない、おりものが多くて気持ち悪いなど様々な理由があるみたいです。衛生面を考えて、おりもの用ナプキンも生理用ナプキンと同様に数時間で交換するようにしましょう。

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