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月経周期について
月経周期(げっけいしゅうき)とは、約1ヶ月ごとの生理の周期のことです。初経後、数年すると生理はほぼ同じ月経周期で安定して起こるようになります。
生理は、25日〜38日の月経周期であれば正常とされています。生理の初日が1日目で次の生理の前日までが月経周期になります。妊娠の経過日数の数え方と同じです。
初経後すぐは、生理が1回来ずに2ヶ月後に起こるなど、月経周期が不安定な状態で生理になることはよくあります。体がまだ生理になれてないためです。
生理が周期的に起こり始めても、28日目にきたり32日目、35日目、26日目と不安定なことが多いものです。数日間のずれで周期が安定しないからといってあんまり心配しなくてもかまいません。
初経後、数年するとしだいに一定の期間で安定してきますが、6日間以内の変動であれば正常とされています。
・生理の期間
生理の期間は、3〜7日間が正常とされています。出血量は、初日少なく、2日目が最も多く、その後少なくなっていく場合がほとんどです。
初経後数年して生理が周期的に安定してきて、生理の期間が2日以内の場合を「過短月経」、8日以上続く場合を「過長月経」といいます。
過短月経は、月経血の量も少ない場合が多いです。過短月経は、排卵されていない場合が多く、過長月経は子宮内膜症、子宮筋腫などの病気が原因であることもあります。
いつもの生理と違い、気になり始めたら、産婦人科の先生に相談してください。
・生理の期間を調節する
生理が、大切な仕事や、入試、旅行などと重なりそうなとき、重ならないようにする事もできます。生理が安定していたり、基礎体温表などを利用して重なりそうであれば、ホルモン剤で生理を早めたり、遅くしたりすることができます。何回も連続してとはいきませんが、特別な日で生理と重ねたくないのであれば、婦人科の先生と相談してみてください。生理直前での対応はできないので、2、3週間前には相談しておきましょう。
低用量ピルを使うと、自分でかなり正確に月経周期や生理期間をコントロールすることができます。
めんどうなナプキン生活を早く終わらせたい場合は、生理後半に膣洗浄をしてみてはどうでしょうか。膣内に残っている月経血を洗浄液できれいに洗い流し出してしまいましょう。でも、洗いすぎると膣内環境に良くありませんので程々に。
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・月経不順について
月経周期が大きく変化することを月経不順(げっけいふじゅん)といいます。
月経不順は、ストレスや栄養不足、睡眠不足、生活習慣の乱れ、タバコの喫煙などが原因で起こることが良くあります。ストレスが強い生活をしていると、生理が止まってしまったり、生理はあっても排卵が行われていないなど不妊の原因になります。普段から、健康な生活を心がけていれば安定した生理が起こえり、月経不順で悩むことも少ないでしょう。
月経不順には、以下のようなものがあります。
・頻発(ひんぱつ)月経…月経周期が24日以内→注意が必要。
・稀発(きはつ)月経…月経周期が39日以上→注意が必要。
・続発性無月経…3ヶ月以上生理にならない→すぐに婦人科の先生に診てもらってください。
・ダイエットなどによる月経不順トラブル
最近、10代、20代に月経不順が多くなっています。最大の原因は、無理なダイエットです。ダイエットのために、栄養のある食物を取らなかったり、栄養のバランスが崩れてしまったりで、体がきちんとはたらかなくなってしまい、月経不順になるのです。
また、急激な体重の減少は、生理を停止させます。栄養不足による生理の停止は深刻な問題です。そのまま、生理が二度と起こらなくなって、赤ちゃんを産めない体になることがあるからです。
10代で生理が止まり、赤ちゃんが産めない体になってしまう人もいるのです。あわてて体重を元に戻そうとしてたくさん食べても、生理が始まらないことがほとんどです。
生理が止まると、更年期障害の症状が出ることが多く、10代から日常生活で不快な生活を送ることにもなりかねません。
ダイエットにより体脂肪率が18%以下にならないように気を付けましょう。16%以下になると生理が停止するようになります。
・生理が3ヶ月以上来なかったら要注意
ダイエット、ストレス、激しいスポーツなど原因は何であれ、生理が3ヶ月以上起こらない場合を「続発性無月経」といいます。生理を起こすホルモンの分泌をする大切な器官に異常が生じている場合がほとんどで、健康な生活習慣に戻しても生理が始まりません。産婦人科の先生に相談してください。
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