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大陰唇(だいいんしん)
外側から見た図

大陰唇と小陰唇の内側の図
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大陰唇は、足の付け根と外性器の割れ目の間のふっくらとしているひだ状の皮膚(ひふ)の部分です。大陰唇が合わさる割れ目を陰裂(いんれつ)といいます。大陰唇の内側には小陰唇(しょういんしん)、膣前庭(ちつぜんてい)などがあります。大陰唇は、男性器の陰嚢(いんのう)、いわゆる金玉袋に当たる部分になります。
ほとんど脂肪でできているので柔らかく、大人になるにつれてより脂肪がたまりふっくらとして盛り上がってきます。小陰唇と違い、小さいときはほとんど肌の色と変わりませんが、思春期を過ぎる頃から色素が蓄積し、少しづつ黒ずんでくる場合もあります。
・大陰唇と陰毛
大陰唇には、恥丘(ちきゅう)から続いて陰毛(いんもう)がはえています。陰毛は、肛門の周りまではえている人や大陰唇にほとんどはえていない人などそれぞれです。まれに、全く陰毛が生えてこない人もいます。
・大陰唇からの分泌液
大陰唇には、特有の臭いを持つ分泌物が出る汗腺(かんせん)と皮脂腺(ひしせん)がたくさんあります。いつも清潔にしておけば、日常生活の中で臭いを気にすることはありません。
・大陰唇のはたらき
大陰唇のはたらきは、両側から割れ目を閉じることで、内側にある膣などへ細菌の侵入を防ぐことや、蓄積された脂肪で外部からの衝撃を和らげるなどです。
大陰唇の脂肪の下には、男性の陰茎(いんけい)に見られるような前庭球(ぜんていきゅう)という海綿体(かいめんたい)があります。性的に興奮すると海綿体に血液が流れ込み膨張し、大陰唇はよりふっくらとします。セックスの時、男性の陰茎をしっかり包み込むようなはたらきがあります。
また、前庭球の下部にあるバルトリン腺を圧迫するため、バルトリン腺から膣口の周りに乳白色で粘りけのある分泌液を分泌します。粘液でヌルヌルとなり、セックスのとき痛くならずに、男性の陰茎をスムーズに膣内へ挿入できるはたらきがあります。
・大陰唇付近は清潔に
大陰唇の周りは汗腺が多く、汗をかきやすい部分であり、生理やおりものなどでいつも湿っています。このため、肌が弱かったり、陰毛と肌がこすれあうなどして、かぶれてしまいむずがゆくなってしまうことがあります。かきむしると症状が悪化したり、皮膚炎になってしまいます。また、色素の沈着が起こり安くなります。下着をこまめに取り替えるなどいつも清潔にしておくように心がけ、、生理の時などはこまめにナプキンを取り替えましょう。
・大陰唇付近の黒ずみや臭いが気になり、改善したい方へ。
成長するにつれて色素の沈着が起こるので、大陰唇などのこすれやすい部分には黒ずんできます。また、思春期から性成熟期にかけては分泌物の量も多く、臭いの原因になる物質の分泌も盛んですが、それほど気にする必要はありません。
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